【ボランティア活動紹介】健康診断のボランティア

<健康科学科3回生>

今回は健康診断のボランティアについて紹介します。
健康診断のボランティアは健康科学科内で募集があり、希望を出して参加します。
私は1回生から毎年、柏原市の小学校で健康診断のボランティアに参加しています。

ボランティア内容としては、来校された医師の対応や誘導をしたり、子ども達を会場の教室に誘導し、静かに検診を受けるよう声掛けをしたりします。また、検診終了後、所見がみられる児童・生徒のリストを作成し、見やすくしたりします。
普段の学校生活では学ぶことができない、健康診断の運営面等を知ることができました。

健康診断が終わってから、養護教諭の先生に「保健室を経営するために大変なことは何ですか。」とお伺いしたところ、LGBTなどの問題があるため、健康診断の時には仕切りなどを使い、ブライバシーを守ることに気を付けていると聞きました。また、小学校では虫歯の児童を減らすために歯磨き習慣などを実施し、虫歯の児童を減らし、2年連続で歯科医師会から表彰されたという体験談を聞くこともできました。

【卒業生インタビュー】私の母校の養護教諭は福科大出身!

<健康科学科1回生3名>

私の出身高校(大阪府内の府立高校)には健康科学科卒業生(8期生)のA先生が養護教諭として勤務されていました。
今回はA先生に仲間3人でインタビュー取材を行いました。
A先生は現在、養護教諭が3人体制の高校で勤務されています。
インタビューでは9つの質問に答えていただきました。

【質問1】養護教諭を目指そうと思ったきっかけは?
養護教諭に進路を決めたのは高校3年生の時、母親が看護師で看護師の道に進もうと考えたが、教育の仕事にも興味があり、担任の先生に進路を相談したところ保健室の先生という進路を進められ、養護教諭を目指そうと思った。

【質問2】なぜこの大学を選んだのですか?
二つ理由があります。一つ目の理由として、ネットで調べ、当時の関西福祉科学大学の教員採用率が最も高かったということ。二つ目の理由として、県外に出たかったためとおしゃっていました。

【質問3】学生時代独り暮らしで家事と勉強の両立は大変ではなかったですか?
大変だったが、友人関係も広がり、アルバイトもできるため、その生活が楽しかったし、好きなことをやっていたため別に苦ではなかった。

【質問4】大学生活のうちにしておいたほうがいいことは?
学生時代の勉強が現場で活かされることが多いため、1回生のうちからコツコツと勉強しておいたほうが良い。今勉強していることが将来どのように活かされているのかを考えながら勉強し、一つ一つの授業を大切にしたほうが良い。その他に、大学生活が楽しかったので後輩にも楽しんでほしい。

【質問5】現在の主な業務内容は?
体調不良の生徒などの対応や健康診断、委員会活動、教員向けのAEDの使い方講習など、今挙げたこと以外のさまざまな業務も行っている。

【質問6】教員採用試験の勉強はどれくらい前から始めましたか?
(教員採用試験の)半年前から開始し、必死に勉強した。一番力を入れたのは、一般教養の国数英であり、教職科目は誰もが力を入れていると考えたから。講師をしていたため、学校の担当科目の先生に基礎を教えてもらったりしていた。

【質問7】養護教諭が複数名いらっしゃいますが仕事分担などはどのようにされていますか?
明確に分担しているわけではなく、3人で情報共有しており、決まった行事では主な担当を決めている。

【質問8】働く上で心掛けていること、苦労している点は?
いい加減なことを生徒に言わないようにするために、分からなかったことはすぐに調べ、日々勉強している。

【質問9】仕事のやりがいは?
「ありがとう」を求めて仕事をしているわけではないが、ありがとうと言われたり、お礼の手紙をもらったりすると、自分が行ったことが間違いではなかったと気づかされるし、嬉しい。

★今回のインタビューを通して私たちが感じたこと★
私たちが一番インタビューの中で一番印象に残っているものが「大学で学んだことが実際の現場で役に立っている」というお話です。改めて、大学での学びの一つ一つが将来に繋がっていることを実感し、一つ一つの授業を大切にしなければならないと思いました。
他にも、授業では役立たないと思っていても実際、現場に立つと役立つことが多いとお聞きしたので、そのことがどのように活かされるかを考えて勉強することが大切だと思いました。
養護教諭の仕事面では、事務仕事でパソコンをよく使うとお聞きしたので、大学生のうちにパソコンのスキルを身につけておくことが必要だと思いました。
保健室に来る生徒は、体調不良の生徒だけでなく心に悩みを抱えている生徒も多いと知ることができました。
様々な外部の方と連携しているということをお聞きしたので、大学生のうちにコミュニケーション能力を高めることが大切だと思いました。
大学生にアドバイスとしてアルバイトや旅行などの大学生活でしかできないことをするほうが良いとお聞きしたので、息抜きをしながら勉強もしつつ、大学生活を楽しむことが大切だと思いました。
教員採用試験に模擬授業があるとお聞きしたので、大学生のうちに模擬授業をたくさん練習し、友達の模擬授業を聞き、メモをすることが必要であると学び、そのことを今後の授業に活かしたいと思いました。

実際、現場に勤務している卒業生にインタビューしたことにより様々なことを学ぶことができ、とても貴重な経験になりました。また、養護教諭になりたいという意志がより一層強くなりました。

【ボランティア活動紹介】玉手山学生赤十字奉仕団

<健康科学科3回生>

関西福祉科学大学には26の部活・サークルがあります。
今回は玉手山学生赤十字奉仕団というボランティア団体について紹介したいと思います。

玉手山学生赤十字奉仕団の活動にはOSTEK(オステック)・冬のつどい・学生献血推進協議会・HIV/AIDSピア・エデュケーション・ぽかぽかの5つの活動があります。

 

OSTEK(オステック)は、鶴橋にある大手前整肢学園で障害のある子どもたちと交流する活動です。
冬のつどいは、児童養護施設(通称:学園)の子供たちを天満橋にある日本赤十字社大阪府支部に招き、交流する活動です。
学生献血推進協議会では、大学内や学外で献血の呼び掛けを行ったり、「森わく」という活動時間で献血の呼び掛けを実施する際に使用するポスターやプラカードを作成したりしています。
HIV/AIDSピア・エデュケーションではHIVAIDSやLGBT(性的マイノリティ)について学生同士でお菓子を食べながら学び、予防啓発や偏見をなくす為の活動をしています。
ぽかぽかでは障害のある子ども達やその保護者と交流する活動です。

これらの活動は自分が参加したい活動、自分の予定に合わせて参加することが可能です。
上記の活動以外にも毎週水曜日の昼休みや月に1回全体ミーティングを実施し、団員と交流するためにレクリエーションを行っています。テスト前には、過去のテストでどのようなところが出たかなど情報共有の場があるので安心して活動することができます。

私は入団したことにより、活動を通して苦手克服に繋がり、それが自分の強みとなり、さらにそれを大学の授業に活かすことができました。他学部・他大学との繋がりができ、充実した日々を送っています。

【ボランティア活動紹介】学習支援ボランティア

<健康科学科3回生>

今回は学習支援のボランティアについて紹介します。

私は柏原市(学校教育支援指導員)と堺市(スクールサポーター)の小学校で学習支援のボランティアをしています。
柏原市は「健康診断のボランティア後に学校教育支援指導員として子ども達の成長のお手伝いをしてみないか。」というお声掛けがあり、堺市の方は養護実習でお世話になったことがきっかけで学習支援のボランティアをするようになりました。

現代の学校では支援が必要な子供が増えてきています。主なボランティア内容は、苦手な科目がある子どもや外国国籍の子ども等の個別支援です。
苦手な科目がある児童に対しては、その児童がどこまで理解しており、どの部分から分からないのかを見分け、その児童に合う形で言葉を選び、理解に結びつけるようにしています。
子ども自身が理解した時の嬉しそうな顔がみれた時、「できるようになったよ。」という言葉を聞いた時、とても嬉しく感じます。

外国国籍の子どもは、日本語がほとんど通じないこともあります。その際には、担任と相談し、できそうな内容であれば、スマートフォンやipadを使い、伝えるという形をとっていました。しかし、機械で訳すことでうまく伝わらないことも多々ありました。言葉で伝わりにくいなら、視覚的に伝えるという手段で伝えること周りの子どもに協力してもらっていました。様々なアプローチを行うことで伝わることを学びました。始めの頃は、クラスに馴染めず、しんどそうな表情が見受けられることもありましたが、少しずつできることが増え、周りの子ども達に馴染むことができ、笑顔が増えてきています。

ボランティアを通して、様々な難しい壁に直面することも多いですが、経験をすることで学ぶものが多いと感じました。
ボランティアに参加することで養護教諭になった時に役立つ知識や、学習支援の方法などを学ぶことができます。

【授業紹介】保健体育

<健康科学科2回生>

1回生春学期の「保健体育」の授業では、運動を通して心身の健康について理解することを目的としています。
大きく分けて、スポーツ、生活習慣、命の尊さの3つのジャンルを学修しました。

この授業では、毎回西川先生が熱く語ってくれる言葉とグループディスカッションが特徴的です。
グループディスカッションでは、その日の授業の総復習になり、より理解を深めることができました。
また、西川先生の熱い言葉には毎回考えさせられることがあり、自分の身体の健康だけでなく心の健康についても考える良い機会になりました。