就学時健康診断ボランティアに参加しました!

養護教諭を目指す健康科学科の2年生から4年生88名が、11月に柏原市の各小学校で行われる就学時健康診断のボランティアに参加しています。

学生は、視力測定、誘導、記録などを任されて、一人一人が責任を持って行っています。

【学生の感想】

  • 就学時健康診断に参加する子ども達は、想像していたよりも緊張していて、固まってしまう場面があった。安心できる言葉がけは何かと考えて関わった。
  • 最初の頃は、視力の説明をするのが難しく、「空いているところを指さして」と言ったら、数人が真ん中を指さしてしまった。そんなときでも常に笑顔で簡潔に説明できるよう工夫した。
  • 子どもの目線に合わせ、分かりやすい言葉を使って説明した。終わった後に「上手にできたね」と褒めて検査を終えるようにした。

かわいらしい子ども達とのやり取りを楽しみながら、就学時健康診断の準備は何をするべきなのか、学校医の先生や教職員との連携など、たくさん学ぶことができています。

視力測定
視力測定

歯科検診の記録

歯科検診の記録

皆で役割分担をして、協力してがんばりました!
皆で役割分担をして、協力してがんばりました!

過去のボランティア記事はコチラ

【授業紹介】2年生の新しい科目「多様性の理解」を紹介します!

健康科学科で新たな科目「多様性の理解」がスタートしました。この科目では、将来の多様な社会で活躍するために必要なスキルや考え方を学ぶことができます。

英語やベトナム語の学習、外国人児童生徒や労働者との共に学び生活する際の重要な考え方やジェンダーについても学びます。

授業の一環として、外部講師の宮崎さとみ先生からご自身の海外や国内での経験に基づいた貴重な話を聞くことができました。学生たちからは、外国人の考え方や行動様式について意見が出されました。先生からは、その背景や文化を理解し、先入観を持たずに考えることの重要性が説かれました。

さらに、外国人の子どもが学校の保健室を訪れた場合にはどのような配慮が必要かについても考える機会がありました。学生たちからは、「日本語ができない」「文化が違う」「食べ物に注意する」といった意見が出されました。宮崎先生からは、日本語ができても授業についていくことや保護者とのコミュニケーションに課題があることなどが説明されました。

最後には、ウクライナ支援についても考える機会が与えられました。このテーマについて学生たちは苦戦しましたが、自身がウクライナについて十分に知識を持っていないことに気づくことができました。学生たちは、「知識を持って伝えることが大切」といった意見を出し合いました。宮崎先生からは、ロシアの人々の気持ちを考えることや、ウクライナ人の中にはロシア語が得意でウクライナ語が苦手な人もいることなどについてのお話もありました。

現在、学校でも外国人の児童・生徒の数が増えており、養護教諭としての適切な対応が求められています。多様性の理解を深めながら、包括的な支援方法について考える時間も設けられました。健康科学科では、多様性を尊重し、将来の社会で活躍するためのスキルを身につけるための学びの場を提供しています。異なる文化や背景を持つ人々との協力と理解を通じて、共に成長していくことが大切です。

【授業紹介】インターンシップ実習

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!

2年生・3年生が履修する「インターンシップ実習」で参加した学外での実習について、在学生2人がレポートしてくれました。


<健康科学科 2回生Sさん>

私がインターンシップ科目を受講したのは、「何かに新しくチャレンジしたい」と思ったことがきっかけです。自己分析をしたり、大学の授業ではできない経験をしたりして自分を成長させる機会にしたい!という思いで臨みました。

インターンシップ先は、身近に利用している製品が多くあるサラヤ株式会社大阪工場を希望しました。始めの二日間は座学で、企業の概要について学びました。その中でも特に印象に残っているのは、「企業で取り組みを成立させるためには、事業主と従業員の双方が意識をしなければならない」ということです。円滑に経営を進めるためにも、一方的ではなく企業全体で意識を高めていくことが大切であると気づくことができました。実習中には、実際に作業現場に行き、製品づくりに参加させていただくこともありました。ここで学んだのは、コミュニケーションの重要性です。従業員の方々同士でこまめに確認などの情報共有が行われており、コミュニケーションは効率良く作業ができる一つの要因であること、社会人として身に付けておくべき力であることを感じました。

インターンシップでの経験は、これからの大学生活に大いに活かせるものであると実感しています。どの職業においても根本となる「働く」ということがどういうことなのか、どんなスキルが今の自分に必要なのかを考えられたことには、とても大きな価値がありました。インターンシップに行くことができて良かったです。


<健康科学科 2回生Dさん>

私が、健康科学科のインターンシップ科目の受講を考えた理由は、積極性がなく周りに自分の考えや意見を伝えることができない性格を変えたかったからです。また、「養護教諭になる」という夢はあるものの、企業で働くということに対しても興味があり、そのための経験を積みたいという気持ちもありました。

私は、一般財団法人NSメディカル・ヘルスケアサービスに5日間実習に行きました。実習生として受け入れていただいた実習先は、工場での業務を主としていました。工場で働く方々の他に産業医、保健師、衛生管理者といった働く人の健康を守るために多職種の人が働いています。こちらでの主な実習内容は、工場見学、健康管理についての講義、産業安全衛生委員会の見学、産業医巡視の同行でした。

5日間の実習で1つの事業所で多くの職種の人が働いており、多くの人の働きと連携によって成り立っていることを知りました。インターンシップ実習を経験し、短い期間ではありますが、将来について考える良いきっかけとなり、将来の幅が広がったように感じました。また、少しずつではありますが自分の考えを伝えることができるようになり、自分自身でも以前に比べ積極性を持つことができるようになったと感じています。今回学んだことを今後の大学生活、将来に活かしていきたいです。

 

【授業紹介】養護実習

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!

今回は、2022年度に実施した養護実習(養護教諭免許取得に必要な教育実習)のレポートです!

(3回生 Mさん)

私は2022年9月7日から、母校である大阪市の小学校へ15日間の養護実習に行きました。素直で元気いっぱいの児童たちと、温かく迎え入れてくださった教職員の方々のおかげで、積極的に学ぶ姿勢と楽しむ気持ち、両方を忘れずに実習期間を過ごすことができました。実習中は、救急処置や健康相談、保健室前掲示物の作成、保健指導など多くのことを経験することができました。

【作成した掲示物】
【作成した掲示物】
【保健指導の様子】
【保健指導の様子】

けがをした児童との関わりでは、自分が行う手当や問診をしている間に、「私には、彼らへ安心と信頼を与えられるチャンスがある」ということを忘れずに対応に当たりました。例えば、絆創膏を貼る時、声をかけながら優しく貼ることで、養護教諭だからこそできる関わりである「身体への関わり」ができ、児童に安心感を与えられます。

また、健康相談では、児童が「せっかく保健室に来たのに何も解決しなかった」と思うことのないように、時間をかけて会話しました。「自分の居場所が教室だと分かった上で、それでも保健室に来ている」という彼ら気持ちを十分に汲み取り、尊重した上で養護教諭としてどんと構えて対応することが子どもたちにとっても安心できる保健室づくりに繋がると感じました。

実習を終えて、子どもたちを取り巻く問題と学校の先生に求められていることの多さを改めて実感しました。そのような中で、保健室が誰でもいつでも安心して利用できる場所となるように、自身の明るさを活かして信頼関係を日々積み重ね、誰からも愛される柔和な養護教諭を目指します。

進路って、どうやって決めた?2022年ver.その2

健康科学科で学んでいる在学生たちは、どんな夢と志をもって、いつ・どんなタイミングで大学や学部を選んだのでしょうか?
今回は、2年生のお二人にインタビューをしてきましたので是非ご覧ください!

<2年生Mさんの場合>

Q:高校時代はどんなことをしましたか?

いろんなことをしたい性格で、たとえば新しく部活を立ち上げました!
具体的に、将来どうしようとか、大学どうしようとか考え始めたのは、3年生になってからでした。

Q:将来のことや大学のこと、どうやって考えていきましたか?

興味のある仕事とか進路をばーっと並べていって、その中に「保健室の先生」がありました。
結構興味があったし、「先生って公務員だよなぁ、安定して働けるかなぁ」と思ったことが、養護教諭を目指すようになったきっかけかもしれません。

Q:養護教諭になる大学はいくつかあるけど、どうして関西福祉科学大学に?

一番大きかったのは、高校でお世話になった進路の先生の存在。色々教えてくれました。
あと、入試のことも気になって調べました。
最終的には、家から通えて、指定校推薦があったというのが決め手ですけど、どんな勉強できるかとか、どんな先生がいるのかとか、ちゃんと調べておくのが大事だと思います。

Q:受験を控えている人や、健康科学科を候補として考えている人に一言!

養護教諭は、児童・生徒をよく観察し、様々なことに気付き、とてもやりがいのある職業だと思います!


<2年生・Hさんの場合>

Q:どんな高校生活を送っていましたか?進路を決めたのはいつ?

部活に青春をささげていました。運動部で、とても熱心にやっていたんです。
だから、この大学!って決めたのは、結構遅くて3年生の夏。
部活での実績を、入学選抜で活かせる(*)大学を探しました。

(*)学校推薦型選抜(課外活動):関西福祉科学大学では、出身校において特定の部活動に所属していた者が、高校時代の実績を活かして、受験する特別な入試があります。詳しくは→学校推薦型選抜(課外活動)(前・後期)|入試情報|ふっかナビ -関西福祉科学大学 入試情報サイト- (fuksi-kagk-u.ac.jp)

Q:大学や学部・学科選びはどうやって行いましたか?

やりたいことがたくさんあって、高校2年から3年の間はずっと迷っていました。
だから、まずは、高校の部活でやってきたことを、入学選抜のなかでみて(評価して)もらえる関西福祉科学大学を受験しようと決めました。
そして、たくさんある「やりたいこと」のなかで、特に「保健室の先生」に対して、とても興味があるんだ、ということに気付きました。だから、養護教諭の免許が取れる健康科学科にしよう!と選びました。
本当はやりたいこととか、勉強したいことから大学を決めることが大事だと思いますけど、ひとつずつ考えて、調べて、選べたので、良かったなと思っています。

Q:受験を控えている人や、健康科学科を候補として考えている人に一言!

養護教諭の勉強はすごく大変だけど、とてもやりがいがあって、
毎日の学びが新しく知ることばかりで、頭がパンクしそうになることもあるけど…。
その分、これから社会に巣立ったときに、貢献できる素敵な仕事だと思います!
皆さん、4年間一緒に頑張りましょう!


2022年ver.その1はコチラ
2021年verはコチラ