就学時健康診断ボランティア

養護教諭を目指す健康科学科の2年生から4年生73名が、11月に柏原市の各小学校で行われる就学時健康診断のボランティアに参加しています。

【参加した学生の感想】

就学前の子ども達は健康診断という経験がほぼないので、わかりやすい説明や適切な配慮が必要であることを学びました。視力検査では言葉や指で答えられない子ども達がいました。そんな時に準備してあったランドルト環の模型で答える方法を実践し、学びになりました。養護教諭になった時には準備したいと思いました。

今回初めて就学時健康診断に参加し、子どもに方法などを理解してもらうことに苦戦しました。子ども達は緊張している様子でしたが、明るい表情で接することを意識すると、肩の力を抜いて検査に参加してくれたのが分かりました。養護教諭として就学時健康診断を行うときにも、今回のように温かく迎える気持ちで行おうと思います。

【スーツで集合。この日は12名の学生が参加しました】
【スーツで集合。この日は12名の学生が参加しました】
【保健室の見学もさせていただきました】
【保健室の見学もさせていただきました】
【笑顔であいさつしてお出迎え】
【笑顔であいさつしてお出迎え】
【視力測定の指標を出す学生も真剣です】
【視力測定の指標を出す学生も真剣です】

健康診断ボランティアに参加しました

養護教諭を目指す健康科学科の1年生~4年生が、今年度も柏原市内の学校園、関西福祉科学大学高等学校、奈良県立高等学校、奈良県立特別支援学校、大阪府立高等学校、さらに卒業生が勤めている学校での健康診断に参加しました。

ボランティア先の養護教諭の先生からは、

お願いした以上のことも、機転を利かせながらお手伝いしていただき、とても助かりました。

ボランティアの学生さんが本当によく動いてくださり助かりました。皆様、すぐにでも養護教諭の執務に入れると思いました。

大学1回生と思えない落ち着いた雰囲気で大活躍していただき、役割にあたっている本校の教諭よりも、私たち養護教諭のかゆいところに届く働きぶりでした!

と温かな感謝の言葉をいただきました。

また、在学生の中には、高校時代から養護教諭の先生と卒業後に健康診断ボランティアに参加する約束をしている学生もいました。

内科検診の記録の手伝い
内科検診の記録の手伝い

「養護教諭の先生には、高校生時代に大変お世話になっていて、進路に悩んだ時に、この健康科学科を勧めてくれたのも養護教諭の先生でした。そして高校の卒業時から、健康診断の時期は、お手伝いすることを約束していました。養護教諭の先生との約束通り、大学4年間、たくさんボランティアをすることができました!」

5人でボランティアがんばるぞ!
5人でボランティアがんばるぞ!

 

就学時健康診断ボランティアに参加しました!

養護教諭を目指す健康科学科の2年生から4年生88名が、11月に柏原市の各小学校で行われる就学時健康診断のボランティアに参加しています。

学生は、視力測定、誘導、記録などを任されて、一人一人が責任を持って行っています。

【学生の感想】

  • 就学時健康診断に参加する子ども達は、想像していたよりも緊張していて、固まってしまう場面があった。安心できる言葉がけは何かと考えて関わった。
  • 最初の頃は、視力の説明をするのが難しく、「空いているところを指さして」と言ったら、数人が真ん中を指さしてしまった。そんなときでも常に笑顔で簡潔に説明できるよう工夫した。
  • 子どもの目線に合わせ、分かりやすい言葉を使って説明した。終わった後に「上手にできたね」と褒めて検査を終えるようにした。

かわいらしい子ども達とのやり取りを楽しみながら、就学時健康診断の準備は何をするべきなのか、学校医の先生や教職員との連携など、たくさん学ぶことができています。

視力測定
視力測定

歯科検診の記録

歯科検診の記録

皆で役割分担をして、協力してがんばりました!
皆で役割分担をして、協力してがんばりました!

過去のボランティア記事はコチラ

【授業紹介】2年生の新しい科目「多様性の理解」を紹介します!

健康科学科で新たな科目「多様性の理解」がスタートしました。この科目では、将来の多様な社会で活躍するために必要なスキルや考え方を学ぶことができます。

英語やベトナム語の学習、外国人児童生徒や労働者との共に学び生活する際の重要な考え方やジェンダーについても学びます。

授業の一環として、外部講師の宮崎さとみ先生からご自身の海外や国内での経験に基づいた貴重な話を聞くことができました。学生たちからは、外国人の考え方や行動様式について意見が出されました。先生からは、その背景や文化を理解し、先入観を持たずに考えることの重要性が説かれました。

さらに、外国人の子どもが学校の保健室を訪れた場合にはどのような配慮が必要かについても考える機会がありました。学生たちからは、「日本語ができない」「文化が違う」「食べ物に注意する」といった意見が出されました。宮崎先生からは、日本語ができても授業についていくことや保護者とのコミュニケーションに課題があることなどが説明されました。

最後には、ウクライナ支援についても考える機会が与えられました。このテーマについて学生たちは苦戦しましたが、自身がウクライナについて十分に知識を持っていないことに気づくことができました。学生たちは、「知識を持って伝えることが大切」といった意見を出し合いました。宮崎先生からは、ロシアの人々の気持ちを考えることや、ウクライナ人の中にはロシア語が得意でウクライナ語が苦手な人もいることなどについてのお話もありました。

現在、学校でも外国人の児童・生徒の数が増えており、養護教諭としての適切な対応が求められています。多様性の理解を深めながら、包括的な支援方法について考える時間も設けられました。健康科学科では、多様性を尊重し、将来の社会で活躍するためのスキルを身につけるための学びの場を提供しています。異なる文化や背景を持つ人々との協力と理解を通じて、共に成長していくことが大切です。

【授業紹介】インターンシップ実習

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!

2年生・3年生が履修する「インターンシップ実習」で参加した学外での実習について、在学生2人がレポートしてくれました。


<健康科学科 2回生Sさん>

私がインターンシップ科目を受講したのは、「何かに新しくチャレンジしたい」と思ったことがきっかけです。自己分析をしたり、大学の授業ではできない経験をしたりして自分を成長させる機会にしたい!という思いで臨みました。

インターンシップ先は、身近に利用している製品が多くあるサラヤ株式会社大阪工場を希望しました。始めの二日間は座学で、企業の概要について学びました。その中でも特に印象に残っているのは、「企業で取り組みを成立させるためには、事業主と従業員の双方が意識をしなければならない」ということです。円滑に経営を進めるためにも、一方的ではなく企業全体で意識を高めていくことが大切であると気づくことができました。実習中には、実際に作業現場に行き、製品づくりに参加させていただくこともありました。ここで学んだのは、コミュニケーションの重要性です。従業員の方々同士でこまめに確認などの情報共有が行われており、コミュニケーションは効率良く作業ができる一つの要因であること、社会人として身に付けておくべき力であることを感じました。

インターンシップでの経験は、これからの大学生活に大いに活かせるものであると実感しています。どの職業においても根本となる「働く」ということがどういうことなのか、どんなスキルが今の自分に必要なのかを考えられたことには、とても大きな価値がありました。インターンシップに行くことができて良かったです。


<健康科学科 2回生Dさん>

私が、健康科学科のインターンシップ科目の受講を考えた理由は、積極性がなく周りに自分の考えや意見を伝えることができない性格を変えたかったからです。また、「養護教諭になる」という夢はあるものの、企業で働くということに対しても興味があり、そのための経験を積みたいという気持ちもありました。

私は、一般財団法人NSメディカル・ヘルスケアサービスに5日間実習に行きました。実習生として受け入れていただいた実習先は、工場での業務を主としていました。工場で働く方々の他に産業医、保健師、衛生管理者といった働く人の健康を守るために多職種の人が働いています。こちらでの主な実習内容は、工場見学、健康管理についての講義、産業安全衛生委員会の見学、産業医巡視の同行でした。

5日間の実習で1つの事業所で多くの職種の人が働いており、多くの人の働きと連携によって成り立っていることを知りました。インターンシップ実習を経験し、短い期間ではありますが、将来について考える良いきっかけとなり、将来の幅が広がったように感じました。また、少しずつではありますが自分の考えを伝えることができるようになり、自分自身でも以前に比べ積極性を持つことができるようになったと感じています。今回学んだことを今後の大学生活、将来に活かしていきたいです。