養護実習体験談(3年生Fさん)

私は今年の8月から9月にかけて3週間、大阪の小学校で養護実習をさせていただきました。実習では保健室に来室した児童の対応や保健指導、健康診断の他に、挨拶運動や授業見学(児童への声かけを含む)、遠足の付き添い等を経験させていただきました。

保健室やその他の場所での児童との関わりを通して、児童を理解するためには教室や保健室、友達と過ごす様子など様々な場面の児童の姿を見ることが大切であることを知りました。そして、そこで気付いたことや気になることは先生方に報告し、情報を共有することが必要だと実感しました。また、発達の特性に関する知識、対応の仕方を勉強しておくことも重要だと感じました。

体調不良や怪我で保健室に来室した児童への対応は大学で学んだ知識を用いて、実践することができました。しかし、講義の内容や教科書の通りには行かないことが多くあることを実感しました。そこで、改めて、児童を理解したうえで、その児童に合った声かけや問診、対応の仕方をその場で考えていかなければいけないことを学ぶことができました。

教室での保健指導では、準備の段階から多くの先生方に教材や授業の流れについてアドバイスをいただきました。当日は予定通りに進めることができましたが、目線の配り方や児童の当て方など課題も見つかりました。今後、児童から考えや答えを引き出し、児童の記憶に残り、実践につながる保健指導を実施できるようにしたいと思います。

実習を終えて、今の私にできること、不安や心配に思うことを知ることができました。今後、今回の実習で得ることができた課題に対して、いつ、どこで、どのような力を身につけるべきかを考え、行動していきたいと思います。

【授業紹介】産業カウンセリング演習

<健康科学科4回生>

「産業カウンセリング演習」という講義では、主に労働者の心の健康を支援する産業領域のカウンセラーに必要な面接技術である「傾聴法」(聴く力)について学んでいます。講義で基本的な傾聴のポイントや技法を学び、ロールプレイやグループ討議で基礎練習や事例を用いた演習などを行ないます。

内容は「こんなクライエント(相談者)をカウンセリングするときは、どうすればいいのか」や「カウンセリングする上でのポイントは?」など、さまざまな具体的な内容について考えたり、一緒に講義を受けている人同士でロールプレイをしてみたりします。「傾聴法」は産業領域のカウンセラーに必要な技法だけではなく、養護教諭(保健室の先生)になった際に子どもたちの声をしっかり聴くときにもポイントとなる技法です。講義を聞くだけでなく実際に行なって技術を習得できることが、この授業の特徴であると思います。

担当の長見まき子先生は、私たち学生の声に耳を傾けてくださり、とても親身になって話をしてくれる先生です。
先生は公認心理士・臨床心理士をされているので、実際の現場についてなど詳しく話を聞くことができます。

【授業紹介】インターンシップについて

<健康科学科3回生> ※2020年8月23日のオープンキャンパス時にリモート出演して紹介してくれました。

養護教諭になるのにインターンシップに行く必要はあるのか?と疑問を抱く人もいるかもしれません。インターンシップは、学校以外の企業のことや、社会人がどのように働いているのかを知る良い機会となりました。

私は、2回生の9月に1週間のインターンシップに行きました。実習では、毎日1時間かけて通勤し、職員の方と同じスケジュールで過ごすことで、社会人のスケジュールなどが具体的にイメージできるようになりました。他大学の学生と交流する機会もあり、他者と自分を比較することで、自分についてより深く理解をすることができました。自己理解やなりたい自分が明確になることはもちろん、一般企業に進むか迷ったときや、養護教諭になって、生徒の進路相談に対応する際などに役立ちますので、是非インターンシップは経験しておいてほしいと思います。
この夏休みは、養護実習に向けての準備と、来年度の採用試験に向けての勉強を進めています。高校生の皆さんも色々大変なことがあると思いますが、是非頑張って下さい。

 

【授業紹介】看護臨床実習(病院実習)について

<健康科学科3回生> ※2020年8月23日のオープンキャンパス時にリモート出演して紹介してくれました。

養護教諭になるためには、小学校などに行く養護実習3週間の前に、病院に2週間の実習に行く必要があります。私は、5人のメンバーで、2回生の3月に、病院に実習に行きました。病院実習では、患者さんとの対話とベッドメイキングを担当したほか、外来や小児科などを毎日見学させてもらいました。病院での感染症対策のあり方や患者さんとの対応の仕方など、養護教諭を目指すにあたって、大変勉強になりました。

病院に入院している患者さんは、心身にダメージを負っていることが多く、ネガティブな発言をしがちとなりますが、相手を否定することなく、共感して話を聞くことが必要だと思います。学校現場でも、保健室に来る子どもたちは色々な悩みを抱えていることが多く、やはり共感して話を聞く必要があります。このように、病院での実習は、養護教諭となるのにとても有意義な実習だと思います。

この夏休みは、養護実習に向けて準備をしています。実習先の小学校では、4月に健康診断ができなかったので、9月に健康診断をすることになっています。感染症対策をしながらの健康診断のあり方など、多くのことを積極的に学びたいです。

【授業紹介】看護臨床実習

<健康科学科3回生>

今回は2回生の2~3月に行われる看護臨床実習について紹介します。
私が行った実習先は大阪府にある病院です。
予防医療から急性期療養医療を担っており、患者・その家族の意思を尊重することを第一に考えていて、また、地域医療と地域福祉にも幅広く取り組んでいるという特徴がある病院でした。
実習前には実習に向けての準備を行うため、看護系科目担当教員から指導をしていただきました。
実習期間は10日間です。

実習を充実させるために私は、予習に力を入れ、ノートを作り、病院でしか学べないことを吸収しようと取り組みました。


その結果、10日間と短い時間でしたが、外来や病棟を沢山回ることがでました。
実際に診察を見学させていただいたり、血圧、血糖値、超音波検査、病室の環境整備(ベッドメーキング等)等を体験させていただきました。
時間がない中、質問に対して医師や看護師、検査技師等の方々に丁寧に説明をしていただき、疑問が改善され、充実した実習ができたと思います。

実習で最も感性を揺さぶられたことは、患者様の訴えやご家族に対しての働きかけです。患者様が病院を受診してくるのは、何らかの不調や改善されず持続しているなど、理由は様々ではありますが、不安を感じているからであると思います。不安がある状態で沢山の情報をされたとしても、すぐに受け入れ、理解することって難しいと思います。医師の診察を見学し、患者様の主観的情報・客観的情報を収集しながらも、不安を取り除く、あるいは軽減させ、患者様の状態に合わせて情報量や時間等を配分されていました。また、病棟実習中に救急で搬送されてきた患者様が急変する場面に遭遇しました。そのご家族はパニックになっていて、理解し、判断することがすぐにできない状態でした。医師や、看護師はそのご家族に寄り添い、今の状況やどのような処置が行われているかなど、混乱しないような声かけが行われていました。

現在、小学校のボランティアに行っており、そこでもケガをしてパニックになる子供をよく見ることがあります。必要な情報を収集しながらも不安を取り除いたり、パニックにならないような声掛けをすることがとても大事だと実感しています。

私が考える養護教諭にとっての看護臨床実習の意義とは、知識・技術、チーム医療について学習するだけでなく、養護教諭として必要となる働きかけ等のスキルを身に付ける機会であり、大学での学びがどの程度身に付いており実践できるか明確になる機会、また、看護臨床実習で視野を広げることができる機会であると思います。