第12回健康科学科ホームカミングデー・第8回養護教諭会を開催しました!

令和4年2月26日(土)に 関西福祉科学大学 大学2号館2階201大講義室とオンライン(Zoom)において、第12回健康科学科ホームカミングデー・第8回養護教諭会が開催されました。会場とオンラインを合わせて、卒業生33名、在学生54名、教員19名の計106名の参加がありました。

第1部 講演会では、本学科の河村 諒先生から「グリーフケア~より良い人生をめざして」、前橋市立東小学校の養護教諭である岩崎和子先生から「養護教諭として働くコツ」をお話しいただきました。第2部は参加者の皆さんと交流会が行われました。

参加学生の感想

河村先生からは、冒頭でロス(loss:喪失)という言葉についてご説明がありました。家族や身近な人が亡くなったりする「物理的喪失」、信頼や夢を失ったりする「心理社会的喪失」といったものがあり、それらによってさまざまな心理的・身体的症状を含む情動的反応のことを「グリーフ」ということでした。小・中学生はこのような悲嘆を一人で抱えることが多く、その反応として身体面、感情面でサインを出すことがあります。このようにグリーフや悲嘆に悩んでいる子どもたちがいたら養護教諭として具体的にどのような援助をすれば良いかを在学生は考えさせられました。

岩崎先生は、全国の養護教諭1980人に困難感に対するアンケートを実施し、最も多くの養護教諭が困っていらっしゃったことは「協働」についてだったというご説明がありました。特に、校内、家族との協働が突出して多いとのことでした。また、岩崎先生は、保健主事や保健部の組織とつながり、様々な人の意見を聞き、改善をしていくことを大切にしていらっしゃいました。例えば、実施計画について了承を得ること、健康診断の直前に待つときの姿勢、態度を指導するときのコツなどを聞くこと、子どもをほめることなどが一つの方法であることが理解できました。在学生、特に4年生は、4月から養護教諭として働く学生が多いため大変勉強になりました。

第2部交流会では、在学生からの質問に、参加した卒業生からいろいろなアドバイスや体験談をお聞きすることができました。来年からは私も卒業生の一人として、ホームカミングデーや養護教諭会に参加することを楽しみにがんばりたいと思います。

(4年 長見ゼミ・平林諒大)