【授業紹介】インターンシップ科目

<健康科学科3回生>

健康科学科にはインターンシップと呼ばれる授業が2回生であり、この授業を履修し、無事終了すると単位を取得することができます。
そこで私は夏休みを利用し、関西福祉科学大学EAP研究所に5日間実習に行きました。

EAP研究所では様々なことが行われていますが、実習では、復職支援プログラム「SPICE」に参加しました。
復職支援プログラム「SPICE」とは、大学と「疲労」の専門であるナカトミファティーグケアクリニックとの連携による、うつ病等により休職している労働者に対し、復職に向けてのウォーミングアップを行い、本人、及び職場への助言・指導等により円滑な職場復帰を支援するプログラムです。
「SPICE」には、ウォーミングアップコース、ブラッシュアップコースの2つのコースがあり、ウォーミングアップコースは回復期にあり、もうすぐで職場復帰を果たせそうな方、ブラッシュアップコースは復職可能な方が参加しています。

業務内容は、プログラムの見学・参加、備品整理・リストアップ、レターパックの依頼主の記入、カンファレンスの参加です。
プログラムでは、認知行動療法を使って価値ある人生を考えたり、ストレスコーピングについての講義を聞いたりしました。また、絵しりとりを通して参加者の方と連携してフルーツポンチを作り、役割を持って行動することなどを学びました。

カンファレンスでは参加者の方の健康状態の情報を共有し、その人に合った支援について話し合いました。
実習では、計画力や実行力、報告・連絡・相談、簡潔に分かりやすく話すなどの難しさを実感し、自身に足りない部分が明確になり、さらに強みを見つけるきっかけになりました。