養護教諭の免許を取得することができる大学・学部(学科)は、大きく分けて3つあります。
看護学部をはじめとした医療系の大学、教育学部のような教員養成系の大学、そして、本学のように、心理・福祉などの分野についても学ぶ学際系の大学です。これらの大学との違いを2つ紹介します。
①学びの幅
医療系の大学では、看護師になるための専門分野を主に学びます。また、教員養成系大学は、教育分野の学びを深めます。これらに対して、健康科学科では、医療・教育にとどまらず、保健・公衆衛生・心理・福祉とさまざまな領域について学びます。これによって、多様な場面で活躍が求められる、養護教諭に必要な知識とスキルを身に着けることができます。
②得られる資格
医療系の大学では、看護師に加えて養護教諭の免許取得が可能ですが、多くの大学では追加科目を多く履修することが求められたり、場合によっては成績順などの選抜が行われたりしています。教員養成系の大学では、養護教諭コースを専攻することができます。ただし、学部全体の人数に比べて、コース選択者は限られているようです。他の教員免許を取ることも可能ですが、追加で複数の科目をとることが必要です。
健康科学科では、養護教諭の免許をとることを希望したほとんどの人が免許を取得しています。また、第一種衛生管理者や健康心理士など、その他の資格・免許も取得することが可能です。