【授業紹介】2023インターンシップ実習

2年生・3年生が履修する「インターンシップ実習」で参加した学外での実習について、在学生2人がレポートしてくれました。


<健康科学科 2回生Kさん>

私の夢は養護教諭になることです。しかし、学校だけでなく企業で働くことにも興味があったので、インターンシップ科目の受講を決めました。

そこで、私はBCC株式会社のヘルスビジネス事業部にて6日間のインターンシップに参加させていただきました。BCC株式会社では高齢者のQOL向上をめざして、器具・機械や制度、SDGsに関する取り組みを行っている2つの施設(ATCエイジレスセンターとおおさかATCグリーンエコプラザ)にて実習をしました。主な実習内容は介護レクリエーション体験会の参加、施設内のスタンプラリーの対応、車いす試乗体験、高齢者疑似体験、団体見学の案内の様子の見学、商品のアテンド発表などです。

実習を通して、将来養護教諭になった際にも活かせるような緊張をほぐすための技法であるアイスブレーキングや、自助具・共用品などの知識について学ぶことができました。また、子どもと関わるイベントや見学を通して自分とは異なる人の視点に立ち考えることができるようになりました!
そしてインターンシップ科目を受講して、自分について深く知ることができ、自分に自信がつきました。

受講するか悩んでいる方はぜひ一歩踏み出してみてください!


<健康科学科 2回生Tさん>

私は、自分の適性を見つける方法の一つとしてインターンシップ科目を選択しました。そして、大学コンソーシアム大阪の就業体験型プログラムに応募し、第一希望である大阪信用金庫のインターンシップに4日間参加させていただきました。

大学コンソーシアム大阪では、事前研修・事後研修を受講することができ、他大学の方々とも交流をすることができました。

私は、大阪信用金庫上福島支店の窓口係に配属されました。窓口係は、受付・ATM、両替機の管理・為替業務・預金・投資信託・新規の通帳開設などの業務がありました。お客様の個人情報などが多いため、見学を中心にインターンシップを行いました。銀行で働いていなければ分からなかったことを知ることができました。例えば、「手数料がかかる理由」です。様々な理由があるのですが、仕事内容が細かく、非常に複雑であり例えば両替を例にとっても利用者からは簡単なことのように思えますが、サービス提供側にとっては手間がかかります。窓口で働きサービス提供者としての経験をする事で、銀行への印象が大きく変わりました。

インターンシップを通して、自分が知らない世界を知り、自身の視野を広げ、沢山の経験を積むことができました。日常的に自らの課題を見つけ行動していく事で、より良い生活ができると思います。また、今後は、私の長所のコミュニケーションを活かすために発信力・傾聴力・柔軟性を身に付けていきたいです。最後に、これからも多様な人々との繋がりができるようにしたいと考えています。

【授業紹介】2年生の新しい科目「多様性の理解」を紹介します!

健康科学科で新たな科目「多様性の理解」がスタートしました。この科目では、将来の多様な社会で活躍するために必要なスキルや考え方を学ぶことができます。

英語やベトナム語の学習、外国人児童生徒や労働者との共に学び生活する際の重要な考え方やジェンダーについても学びます。

授業の一環として、外部講師の宮崎さとみ先生からご自身の海外や国内での経験に基づいた貴重な話を聞くことができました。学生たちからは、外国人の考え方や行動様式について意見が出されました。先生からは、その背景や文化を理解し、先入観を持たずに考えることの重要性が説かれました。

さらに、外国人の子どもが学校の保健室を訪れた場合にはどのような配慮が必要かについても考える機会がありました。学生たちからは、「日本語ができない」「文化が違う」「食べ物に注意する」といった意見が出されました。宮崎先生からは、日本語ができても授業についていくことや保護者とのコミュニケーションに課題があることなどが説明されました。

最後には、ウクライナ支援についても考える機会が与えられました。このテーマについて学生たちは苦戦しましたが、自身がウクライナについて十分に知識を持っていないことに気づくことができました。学生たちは、「知識を持って伝えることが大切」といった意見を出し合いました。宮崎先生からは、ロシアの人々の気持ちを考えることや、ウクライナ人の中にはロシア語が得意でウクライナ語が苦手な人もいることなどについてのお話もありました。

現在、学校でも外国人の児童・生徒の数が増えており、養護教諭としての適切な対応が求められています。多様性の理解を深めながら、包括的な支援方法について考える時間も設けられました。健康科学科では、多様性を尊重し、将来の社会で活躍するためのスキルを身につけるための学びの場を提供しています。異なる文化や背景を持つ人々との協力と理解を通じて、共に成長していくことが大切です。

【授業紹介】2022インターンシップ実習

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!

2年生・3年生が履修する「インターンシップ実習」で参加した学外での実習について、在学生2人がレポートしてくれました。


<健康科学科 2回生Sさん>

私がインターンシップ科目を受講したのは、「何かに新しくチャレンジしたい」と思ったことがきっかけです。自己分析をしたり、大学の授業ではできない経験をしたりして自分を成長させる機会にしたい!という思いで臨みました。

インターンシップ先は、身近に利用している製品が多くあるサラヤ株式会社大阪工場を希望しました。始めの二日間は座学で、企業の概要について学びました。その中でも特に印象に残っているのは、「企業で取り組みを成立させるためには、事業主と従業員の双方が意識をしなければならない」ということです。円滑に経営を進めるためにも、一方的ではなく企業全体で意識を高めていくことが大切であると気づくことができました。実習中には、実際に作業現場に行き、製品づくりに参加させていただくこともありました。ここで学んだのは、コミュニケーションの重要性です。従業員の方々同士でこまめに確認などの情報共有が行われており、コミュニケーションは効率良く作業ができる一つの要因であること、社会人として身に付けておくべき力であることを感じました。

インターンシップでの経験は、これからの大学生活に大いに活かせるものであると実感しています。どの職業においても根本となる「働く」ということがどういうことなのか、どんなスキルが今の自分に必要なのかを考えられたことには、とても大きな価値がありました。インターンシップに行くことができて良かったです。


<健康科学科 2回生Dさん>

私が、健康科学科のインターンシップ科目の受講を考えた理由は、積極性がなく周りに自分の考えや意見を伝えることができない性格を変えたかったからです。また、「養護教諭になる」という夢はあるものの、企業で働くということに対しても興味があり、そのための経験を積みたいという気持ちもありました。

私は、一般財団法人NSメディカル・ヘルスケアサービスに5日間実習に行きました。実習生として受け入れていただいた実習先は、工場での業務を主としていました。工場で働く方々の他に産業医、保健師、衛生管理者といった働く人の健康を守るために多職種の人が働いています。こちらでの主な実習内容は、工場見学、健康管理についての講義、産業安全衛生委員会の見学、産業医巡視の同行でした。

5日間の実習で1つの事業所で多くの職種の人が働いており、多くの人の働きと連携によって成り立っていることを知りました。インターンシップ実習を経験し、短い期間ではありますが、将来について考える良いきっかけとなり、将来の幅が広がったように感じました。また、少しずつではありますが自分の考えを伝えることができるようになり、自分自身でも以前に比べ積極性を持つことができるようになったと感じています。今回学んだことを今後の大学生活、将来に活かしていきたいです。

 

【授業紹介】養護実習

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!

今回は、2022年度に実施した養護実習(養護教諭免許取得に必要な教育実習)のレポートです!

(3回生 Mさん)

私は2022年9月7日から、母校である大阪市の小学校へ15日間の養護実習に行きました。素直で元気いっぱいの児童たちと、温かく迎え入れてくださった教職員の方々のおかげで、積極的に学ぶ姿勢と楽しむ気持ち、両方を忘れずに実習期間を過ごすことができました。実習中は、救急処置や健康相談、保健室前掲示物の作成、保健指導など多くのことを経験することができました。

【作成した掲示物】
【作成した掲示物】
【保健指導の様子】
【保健指導の様子】

けがをした児童との関わりでは、自分が行う手当や問診をしている間に、「私には、彼らへ安心と信頼を与えられるチャンスがある」ということを忘れずに対応に当たりました。例えば、絆創膏を貼る時、声をかけながら優しく貼ることで、養護教諭だからこそできる関わりである「身体への関わり」ができ、児童に安心感を与えられます。

また、健康相談では、児童が「せっかく保健室に来たのに何も解決しなかった」と思うことのないように、時間をかけて会話しました。「自分の居場所が教室だと分かった上で、それでも保健室に来ている」という彼ら気持ちを十分に汲み取り、尊重した上で養護教諭としてどんと構えて対応することが子どもたちにとっても安心できる保健室づくりに繋がると感じました。

実習を終えて、子どもたちを取り巻く問題と学校の先生に求められていることの多さを改めて実感しました。そのような中で、保健室が誰でもいつでも安心して利用できる場所となるように、自身の明るさを活かして信頼関係を日々積み重ね、誰からも愛される柔和な養護教諭を目指します。

【授業紹介】保健科指導法Ⅰ

在学生有志のあつまり、KKS(Kenko Kagakuka Supporter)が健康科学科での授業や実習について紹介します!
今回は、3年生春学期「保健科指導法Ⅰ」を紹介するレポート記事です。


<健康科学科 3回生Kさん>

3回生春学期に履修する「保健科指導法Ⅰ」では、全15回の授業を通して、「小学生が生涯、健康で生きていく力を育むための能力開発を目的とする保健指導力を習得すること」を目的として、授業が行われます。保健教育を行う際の指導案の作り方や授業の進め方について、他の履修生と意見を共有しながら学ぶことができます。主に第1~4回目までは学習指導要領の内容について講義を行い、第5回目頃からは受講している学生がいくつかの班に分かれ、班ごとに模擬授業の発表があります。

2022年度は、第1回~第3回目までが遠隔授業となり、授業動画や教科書を見て、小学校学習指導要領の内容を読み解き、そこから求められている保健教育について学びました。また、45分間の保健指導案と5分から15分ほどの短い保健指導案をインターネットなどで自ら探し、内容の読み取りを行いました。

第4回目からは、対面授業が始まりました。6人から7人の班に分かれて題材に沿った指導案を作成します。例えば、「歯みがき」や「栄養」、「睡眠」などの題材があり、班ごとにバラバラの題材を選び、学生同士でオリジナルの保健指導案を作成する課題に取り組みました。異なるテーマを選ぶため、様々な題材の指導案を共有し、見ることができます。毎回一つの班が45分間の模擬授業を行い、残りの時間で意見交換を行います。所属している班の模擬授業日までに指導案を完成させ、必要なものの作成や練習など準備を行うため、空きコマなどに班で何度か集まらなければいけません。指導前の事前アンケートも行いました。

<作成した指導案>

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