2021年度教員採用試験・合格体験記(現役合格者)

【15期生・沖縄県合格・SYさん】

私が教員採用試験に向けて本格的に勉強を開始したのは3回生の3月からでした。問題の傾向や特徴をつかむために、まずは過去問を解きました。過去問は8~9割とれるようにする必要があると聞いていたのですが、それには到底及ばず、自分自身の知識の少なさに大きなショックを受けたことを覚えています。もっと早くから対策しておくべきだったと痛感しました。しかし、それまでの3年間を無駄に過ごしていたのではなく、養護教諭として働くために、自分に足りていないこと、やるべきことは何かを考え行動し、成長してきたという自信はあったので、合格してやる!!という気持ちを持って試験勉強に励むことができました。

面接では「自分の考え」を述べることになります。試験前に対策することも重要ですが、実習やボランティアでの経験などが土台となるので、積極的に行動し、感じたことや学んだことを養護教諭としてどう生かすかということを意識しながら過ごすことも重要だと思います。今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、様々な活動が制限されました。

今後は、それによる子ども達への影響も考慮しながらどうすべきかを判断しなければならないので、先輩方の実践や現場を知る機会を、より大事にしなければならないと思います。

その他にも、バイトやサークルで様々な人の価値観に触れたりする機会も大事にしてほしいです。自分が考えたことを言葉にすることは簡単ではありませんが、本大学には熱心に指導してくださる先生と、励まし合う仲間がいるので乗り越えることができます!

採用試験は長期戦なので、モチベーションを維持する方法を見つけることも重要です。自分の受験する地区の試験日程・内容・傾向を知り、自分なりの計画を立てて実践することが必要だと思います。勉強法に正解はないと思うので、自分のやり方を信じて、時には友人と語り合い、これから出会う子ども達のために勉強しているのだ!という思いを胸に、根気強く頑張ってください!


【15期生・大阪市合格・MKさん】

私は大阪市教師養成講座を受講していたので、一次試験免除で受験しました。他の自治体を受験するよりも、比較的合格に近い大阪市に絞って勉強しました。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、大学に登校できない時期があり、勉強モードになかなか入ることができず、本格的に対策を始めたのは4年生の5月でした。筆記試験の対策には、過去問と問題集を使用しました。私の場合は問題を解くための知識も身についていない上に、どこが自分の弱点なのかもわからなかったので、とりあえず過去問と問題集を解くことから始めました。わからないところがでてきたらすぐに参考書を見て覚えたり、トイレの中や家中の壁に法律や健康診断の方法や基準などを書いた紙を貼り付けて、頭に叩き込んでいました。また、電車の中では常に参考書を読むようにしていました。

面接対策では外部講師の方に指導をして頂いたり、複数の先生方に見て頂いていました。3年生から先生との面談を繰り返し行なっていたことも私の強みになったと思います。15分間という短い面接の中で伝えたいことがストレートに伝わるように簡単な言葉でどう言ったいいのかを考えるようにしていました。特に場面指導は苦手だったので、同じ養護教諭を目指している養成講座の友達や、大学の友達と電話をしてひたすら練習しました。

今年の教員採用試験は、コロナ禍の中で例年通りにはいかないことがたくさんあったと思います。合格を報告したい人たちの写真をベッドから見えるところや部屋の壁に貼り、モチベーションを保つようにしていました。勉強する気が起きないこともあると思いますが、しっかり息抜きの時間をとって、将来の自分を想像しながら頑張って下さい。やることをやるだけ、結果は付いてきます。応援しています!


【15期生・高知県合格・MKさん】

私は地元である高知県の教員採用試験に合格することができました。3回生の1月あたりから勉強を始めましたが、なかなか勉強する気が起こらず、結局本腰を入れたのは4月の後半あたりからでした。試験日まで2ヶ月もない状態だったので必死に勉強に励みました。朝から晩まで勉強する日もありましたが、気持ち的にしんどくて1、2時間しか勉強していない日もありましたが、とにかく勉強する習慣を身につけるようにしていました。私は静かな環境の方が集中できるので、基本空き教室や自宅など1人で勉強していました。また自分の受ける自治体の過去問を何周も解き、出題傾向を把握するようにしていました。そして私の場合本腰を入れてから試験当日までの日数が少なかったため、毎日To Doリストを作成し計画的に勉強していました。

またコロナ禍だったため面接や模擬授業の対策は、全てリモートで行いました。毎日いろんな先生方に面接指導をしていただきました。

試験対策をしていると自分の知識や経験の浅さを実感し、とてもしんどい時期がありました。しかし先生方や友達、先輩、家族などに色々話を聞いてもらい、適度にリフレッシュをし、自己肯定感を高め合っていたため乗り切ることができたと思っています。みなさんも適度にリフレッシュをしながら勉強を頑張って下さい。